O-メチル化フラボノイドの記事まででフラボノイドを含むポリフェノール同士の縮合のパターンについて見てきた。

他にもあるだろうか?と過去記事を読んでいたら、いくつか発見したので、今回はそのうちの一つを改めて紹介する。


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アズキの種皮から発見された色素の記事で、


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※図:小豆の赤色の正体とは? – 新たな色素「カテキノピラノシアニジン」の化学構造 | academist Journalより引用


カテキノピラノシアニジンAというフラボノイドについて見た。


この構造をよく見てみると、


Cyanidin


左側にシアニジンがあり、


minus-Catechin


右側にカテキンがあり、間にOが入り生成されたD環で繋がったフラボノイドとなっている。


おそらくだけれども、この化合物は更にポリフェノールや糖と結合する箇所があるため、大きな化合物に成り得る。


今回の結合方法も重要になるだろうから、頭の片隅に入れておこう。