今年の栽培系の内容を振り返る。
今年一番大きな出来事としては、土に関する技術の棚卸しをして、研修会として話したことだろうか。
事の発端として、二名の方(所属する会社は異なる)から遠方から栽培の問い合わせがあった場合、どのように判断しているか?を質問されたことで、その内容を研修会として話をすることになった。
※もう一社は予想結果のみを伝えた
内容は造岩鉱物に着目して、地質図を眺めながら、その地域の土質を予想するというもの。
地理の教科書を持ち出して天候も予想したものも合わせて、施肥設計を考えるところまでの話をした。
研修会の内容に関しては下記のページでまとめている。
地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する1 - 京都農販日誌
地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する2 - 京都農販日誌
地質図から訪れたことのない遠方の土質を予想する3 - 京都農販日誌
※当ブログでは、造岩鉱物の理解を深めるためにケイ酸についてを学ぶから始まる記事が該当する
内容を整理して共有したことで、挙がってくる質問の内容にも変化が見られ、得られる情報の質と量が格段に上がったと実感している。
来年以降も技術の共有を主体として、複数人で問題を解決できる体制を強化していきたいと考えている。
追記
造岩鉱物の知識 + 腐植 + EFポリマーがあれば、解決できる問題は格段に増えると確信している。