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EFポリマーは令和の肥料革命になるかもしれないの記事で、EFポリマーの凄さについて記載した。


メーカーはEFポリマーは1年で自然に分解されると公表しているが、できれば団粒構造の形成につなげて、その中にEFポリマーの断片を取り込みたい。


そうすれば、団粒構造の質は向上して、連鎖して土壌環境は良くなっていくはずだ。


そんなことを考えていた時に、頭に浮かんだことがある。

その内容というのが、トリコデルマの植物繊維の分解に関する研究だ。


池正和等 Trichoderma reesei 由来繊維質原料糖化酵素の低コスト生産に向けた取り組み - 応用糖質科学 第4巻 第3号 219―223 (2014)等の報告にあるように、土壌や朽木等に普遍的にいるトリコデルマリーゼイという糸状菌が大量に植物の繊維質を分解する酵素を分泌する。


植物の繊維質こそが土壌の保水性の要因とされているので、トリコデルマが活発になれば、団粒構造内にEFポリマーの断片が入り込むことが期待できる。


であれば、トリコデルマが好む環境だけれども、トリコデルマはキノコ菌を捕食するというのが一般定説であるので、


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EFポリマーと廃菌床を併用すれば、EFポリマーの機能が落ちるのは早いかもしれないが、末永く保水性が向上した土壌になると予想している。


ここらへんをしっかりと試していこうかな。


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