ソメイヨシノよりも少し開花するサクラの記事で、ソメイヨシノよりも少し早咲きのサクラについて触れた。
前回の記事の話から脱線してしまうのだけれども、
河津桜(カワヅザクラ)について調べていた時に興味深い内容を見かけたので、今回はその内容をメモとして残しておく。
Wikipediaに記載されている内容の引用にはなるが、カワヅザクラの説明で、
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原木のある静岡県河津町での花期は2月頃で花期が1ヶ月と長い。野生では花粉の媒介者となる虫の活動が始まる春よりも大幅に早く咲くと子孫を残せないため、本州の野生種のサクラには寒い時期に咲かない仕組みがあるのだが、カワヅザクラは本来は本州に自生しないカンヒザクラが交雑することによって花期が早まったと考えられている。極端な早咲きは野生では淘汰される不利な特質だが、カワヅザクラのような栽培品種ではその珍しい特質と花の特徴がむしろ好まれて接ぎ木などで増殖されている。
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※カワヅザクラはオオシマザクラとカンヒザクラの交雑によって誕生したとされる
ソメイヨシノも接ぎ木で繁殖しているというのはよく聞くが、カワヅザクラも接ぎ木で繁殖しているというのは驚きだった。
サクラは人の生活に密着していて、よくある木のように見えて、サクラの栽培には科学の要素が多いんだよな。