着色料で見かけるクチナシとは何者だ?の記事で着色料の原料となるクチナシについて触れた。
当然次に気になるのがクチナシの色素になるが、色鮮やか!クチナシ色素のグラデーション - 食品添加物、着色料・色素の研究開発と製造なら神戸化成株式会社に興味深い内容が記載されているので、今回はその内容を記載する。
クチナシからは数種類の色の色素を得る事ができるそうだ。
その時点で原料として凄すぎる。
クチナシから抽出・分離をすることで得られる色素にクロシンやゲニポシド等があるそうだ。
クロシンは
Edgar181 - English Wikipedia, パブリック・ドメイン, リンクによる
カロテノイドの一種で、黄色の色素となる。
ゲニポシドは
※Glcはグルコース、Meはメチル基の略
イリドイドの配糖体で青色となる。
※イリドイドはイソプレンと呼ばれる化合物から生合成されるモノテルペンを指す
次に化学反応でクチナシの色素は違う色になるそうだが、その話は今回は触れない事にする。