私が住む地域では、7月下旬に差し掛かった辺りで中干しを行う方が多い。
そんな中で、いつも観察している物理性の改善 + レンゲ + 中干し無しの田では、
周辺に流されずに中干し無しの栽培を続けている。
葉色が薄いように見えるが、毎年、反収と品質検査で地域一番を取りつつも、基肥を1/2に減肥しつつ、農薬も使用していない。
※減肥に関しては、基肥でないところで2:1型粘土鉱物のモンモリロナイトを施肥している
※農薬を以前は使用していたが、農薬を使う箇所が見当たらなくなった為、使用しなくなった
追肥も行っておらず、農薬散布の時間も発生していないので、秀品率に人件費を合わせて考えても、反辺りの利益率は地域で一番高くなっている。
この田を管理している方から、近隣の方から栽培方法のことを質問され、丁寧に返答していると聞いたのだけれども、誰も真似をしていないのが不思議でしょうがない。
優れた技術者であって、経営者であれば、こんなに美味しい話が近隣にあれば血眼になっても模倣すると思うけれども、どうして真似されないのだろう?
こちらの田の隣の田は昨年から耕作放棄地になっていた。
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中干し無しの田でウスバキトンボがたくさん集まっているような気がする