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麦芽粕を接写で見てみたの記事で、堆肥の材料としての麦芽を見せてもらったという内容を記載した。


堆肥化する上で重要となるのが、土作りで重要な腐植酸の材料となる化合物を多く持っているのか?もしくは堆肥化に関与する微生物のカロリー源として用いるべきなのか?を判断するわけで、ポリフェノール含有量がどうなのか?が気になる。


というわけで、麦芽に含まれる材料について検索をしてみたのだけれども、その途中で興味深い読み物に出会ったので、今回はそれに触れておく。




お酒のはなし - 酒類総合研究所情報誌 平成21年2月17日 第13号 2009.2.17 No.13のビールの特集で、


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ビールの色についての記載があった。


ビールの原料となる麦芽は、焙煎と除根した後にビール造りに使用されるそうで、焙煎の条件により、メイラード反応による生成物が異なり、それがビールの色に影響を与える。


他に水に含まれるカルシウム等のミネラル分により、褐色物質ができやすくなり、それもビールの色に影響を与えるそうだ。


もしかして、メラノイジンでも腐植酸で起こるような陽イオンブリッジによる高分子化が起こるのか?

カルシウムで団粒構造形成を促進を謳う土壌改良剤


であれば、


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今まで色々と見てみた米ぬか嫌気ボカシ肥作りの際のメイラード反応で見えてくる知見の量が増えてくる。

米ぬか嫌気ボカシ肥作りのメイラード反応


腐植酸とメラノイジンは金属イオンを介して高分子化するのか?