先日、大規模で稲作を営んでいる方から水田を引き継いだ時に老朽化水田に当たることが多いという内容を投稿した。
何故か?
老朽化水田はある肥料の残留成分が嫌気環境下になるとガス化して、そのガスと土壌の鉱物(鉄)と触れると鉄が作物にとって吸収できない形となる。
大規模で稲作を展開している方で陥りやすいパターンとして、
収穫後に水田から水を引かない状態で置いておくことが多いらしく、収穫後に水を引いて、荒く起こしておけば残留している塩が過剰にガス化するという症状は避けられる。
この間に草でも生えれば、過剰に溜まっていた成分であっても消費されて量は減るものだ。
残留している成分は硫酸石灰で、硫酸の方からガスが発生する。
硫酸イオンは植物にとって大切な成分ではあるけれど、量をあまり必要としないため残留しやすい。
ここで提案できる一つの手として、大規模に展開しているならば、何年かに一度、水田の下にある鋤床層を壊さない程度の背丈の緑肥をバラマキで育てておけば、末永く安定してイネが収穫できる様になるのではないだろうか?
エンバクとか?
雪に埋もれても枯れない強さ!
その前に損切りでこの水田を捨てるか…
何はともあれ昔の人が冬場にレンゲを育てていたのは理に適っているよな。
水田を末永く利用する工夫だよね。
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