なんか最近急激に増えたことがある。


それは、EC CUBE(ネットショップ用のパッケージ)を使うのを辞めたいんだけど、他のEC CMS(ネットショップ用のCMS)に簡単に引っ越すことはできるかな?と


聞くと、EC CUBEで運営しているサイトで、売上がそろそろ軌道に乗り始めた頃に動作が遅くなり、にっちもさっちもいかなくなり機会損失が発生し続けるらしい。


最近相談を受けたところだと、管理画面を開くのに1分近くかかって、受注管理もろくにできないらしい。


この間、公開側も速度が遅くなるので、毎日キャッシュの削除をして対応しているだとか。


なんでこんなにも遅くなるのだろうと調べてみたら、データベースの設計でTEXT型を多用していて驚いた。


汎用性を持たせる意味があるのだろうけど。

絶対に100文字も入力しないだろうというカラムでもTEXT型を使っていては、そりゃあ、近いうちに低速になるだろうと。


そりゃあ、ショッピングモール型のサイトに出店するよりも、オープンソースのEC CMSで運営した方がマーケティングでいろいろと手が打てて、天上知らずで売上を上げることは可能だけど、サーバのおもりをする人を置かないでの運営はきついよね。

※これはSOY Shopであっても同じこと


なんて前置きはここまでにして、SOY CMS/Shopは他のCMSよりも速く、ネットショップも運営しつつ、ブログも運営できて、EC CUBE + WordPressみたいな運営をしなくても良いから引っ越したいと相談されることが増えたので、EC CUBEからデータの引っ越しを行うことができるプラグインを作ってみました。

サイバー攻撃が何と多いことか


諸々の課題はあるけれど、


to_soyshop_from_eccube


EC CUBEのデータベースから直接データを読み込み、SOY Shop用に書き換えて挿入します。


お客様のパスワードはパスワードの保管の仕組み上取り出すことができないので、ランダムでパスワードを設定する仕様になっています。

Goで一方向ハッシュ関数によるパスワードの暗号化を書いてみた


ランダムで生成したパスワードを各お客様に通知する機能は、近いうちに作ることになるかもしれませんが、


それよりもセキュリティ面を考慮して、パスワードの再設定を促すメルマガをSOY Mailで送信した方が良心的かもしれません。

サイバー攻撃の前にパスワードの管理を


ちなみにこのプラグインでは、EC CUBEの2系統と3系統のバージョンでデータの移行の実績があります。


配布はフォーラムにて

SOY CMS フォーラム • トピックの表示 - EC CUBEデータインポートプラグイン


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