前回の雨と川の作用で有機物が海底へ運ばれるで海底という低温、嫌気と高圧の環境でメタンハイドレートが生成されるという内容を記載した。
メタンハイドレートはそのうち触れるとして、今回はメタンそのものに触れておくことにする。
By Ben Mills - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
メタンというのは化学式がCH4の気体で、都市ガスの主成分として利用される。
ガスということで燃やすために利用され、完全燃焼すると、
CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O
で酸素を消費して二酸化炭素が排出される。
気体に他の元素のガスが混ざっている条件次第では、直射日光に当てるだけで発火する。
メタン自体が強力な温室効果ガスとしての作用もある。
詳しく知りたい方は下記のページを読むと良いです。
温暖化の科学 Q10 二酸化炭素以外の温室効果ガス削減の効果 - ココが知りたい地球温暖化 | 地球環境研究センター
メタンは嫌気的な環境で有機物があれば大半のところで発生するということで、家畜の臓器内や水田の底でも発生するとされる。
牛のゲップがメタンの排出、更には温暖化に影響を与えるという考え方は良く聞くはず。
水田の底から発生する気体の一つにメタンが挙がることも良くある。
至るところでメタンが発生するということは、その周辺でメタンを利用する生物がいるのは常なので、メタンを資源として利用できる生物について調べてみることにする。
長くなるので今回はここらへんで終わりにする。
- 続く -
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