土同士のつながりが強い土では作物の根がうまく入り込めないため栽培が難しいと記載した。
他に、
土が大きな塊になっていると、
細かく耕すという作業コストが発生するため、
就農という面でみたら経費がかさむ。
でだ、
このつながりをどうすれば弱くなるかと言えば、
酸化(風化)でボロボロにしてしまえば良くて、
塊ができては砕き、またできては砕きを繰り返せば、
いつかはこんな感じでコンスタントに細かくなる。
現に、
何度も掘り起し、
空気を積極的にあてたところはサビっぽい色をしてきている。
土の大半は鉱物で、鉄を多く占めているからね、
空気に触れるとサビっぽい色になるのは納得。
あとは錆びた鉄の様にぽろぽろと細かくなれば良い。
って、この話。
今までの流れからだと問題ありそうじゃね?
そう!
土壌の劣化だよ。
土壌は耕す度に劣化していくんだよね。
そりゃあ、
耕起は金属を酸化させる酸素をより広い面積に当てる行為だから、
土壌内の鉱物はそれなりに劣化していく。
だけど、
劣化しなければ小さくならないわけであって、
団粒構造の成分は程よく劣化した鉱物と考えられている。
土同士のつながりが強すぎるのも考えものだからね。