京都府立植物園の朝顔展に行き、
変化朝顔の花をたくさん見かけた。
今回はその続き
札には
黄抱芋紫吹掛絞丸咲(きかかえいもばむらさきふっかけしぼりまるさき)と記載されていた。
紫より前は葉の形状を指すのでそこは触れない。
この写真の様にスプレーで色付けしたような模様を吹掛絞(ふっかけしぼり)と呼ぶらしい。
変化朝顔図鑑 - 株式会社 化学同人 18ページより
これは模様は珍しいけど、
丸咲きなので形状自体は珍しいわけではない。
この株の横に
札に黄蜻蛉柳葉紫吹掛絞石畳撫子采咲(きとんぼやなぎばむらさきふっかけしぼりいしだたいなでしこさいさき)と記載された株があった。
紫よりも左側は葉の形状なのでここでは触れないけど、
紫吹掛は前に触れた葉の模様
石畳というのが、
※この写真はアサガオです
こんな感じで裂けた花弁が畳まれている形状のもの
撫子というのは、
※この写真はカワラナデシコです
カワラナデシコの様に咲きがひらひらしているもので、
最後の采咲というのが、
※この写真はアサガオです
こういう咲き方のことを指すらしい。
名前に従って全ての特徴をあわせると
こんな感じになるのね。
こういうものを見ると、
シンプルな様に見えるこの手の形状が
いかにたくさんの形に関する遺伝子が関与してい形成されているんだな
ということを痛感する。
過剰になった形の調整であったり、
張りに関する遺伝子がうまく発現しなかったり。
そんなところなんだろうね。
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