針状葉
上の写真の様な針の様な葉のことを指す。
本来というか、
日本にあるたくさんの植物らは、
葉を平べったくし、地面を覆うように展開することで、
光をたくさん受け取って成長する。
となると、
このような針状葉は不利ではないか?
ってことになるけど、
不利だったら生存競争に負けるわけで、
今頃針状葉の植物は消滅するなり、狭い生息域なりで頻繁に見かけないはず。
しかしだ!
針状葉はよく見かける。
人的に保護しているというわけでなく、
山でもよく見かける。
つまりは、
この形状であることで有利なことがある
ということが考えられるわけだ。
針状葉、
葉といえば平べったいけど、それを丸めた形だと想像してみると、
あら不思議!
細長い葉として、平べったい葉と比べても負けない表面積になるという。
というわけで、
針状葉は狭い空間でより多くの光合成を行える形状となったわけだ。
針葉樹は寒い地域や海岸沿いの塩気の多いところといったストレス過多のところに生息しているイメージがある。
そういうところで生きるために必要な形質なんだろうな。
しかしだ、
狭い空間でより光合成出来るとするならば、
ひらべったい葉ではなく、
すべての植物が針状葉になれば良いじゃないか!
むしろ、
進化の過程で平べったい葉の植物が淘汰されるんじゃないか?
ということがあり、
実際はそうではない。
そういや、
葉に表と裏があり、
表で光合成をしているならば、裏でも何かしていないと勿体無い。
ってことで、
この手の平べったい葉では、
葉の裏から酸素や蒸気を出したり吸収したりといった気孔があるけど、
裏表が明確でない針状葉ってどうなってるんだっけ?