ネキリムシにも負けず、彼は不定根を出したで登場していた
頂いて夏場に育てていた変化朝顔だけど、
残念なことに変化した花は出てこずに終了してしまった。
遺伝が関与していて不安定だからね、
変化した朝顔が出てこなくても不思議ではない。
ただ、
病気や生理障害ではなく、抱葉の株があったことだし、
とりあえず来年に向けて種採りをすることにした。
種採りをしている時にこんな話になった。
アサガオは果実がなくて不思議って。
野菜でタネを見るシーンって、
果実の中に入っているタネぐらいでしょ。
上の写真は果実内でタネが発芽しちゃってるけど、
普通は果実の中にある程度規則的にタネが配置されている。
だけど、アサガオは
こんな感じで、この筒を割ってみると
こうで、最後までばらすと
こう。
アサガオのタネの周りには可食箇所がなかった。
可食箇所がないことに対して不思議だと感じたんだって。
別に自身で飛散できる様な爆裂系の鞘であれば可食箇所は必要ないだろうっていう認識だったから、
こういう感じ方があるのかと驚いた。
野菜のタネだって、
ダイコン等のアブラナ科の植物は鞘とタネだけだし、
そもそも、
エダマメって鞘の中に入っているタネ(豆)を食べているので、
これと一緒だろ。
って感じるのだけど、そうではないらしい。
ちなみにアサガオのタネには毒性があって、
アサガオのタネを食べると下痢になってしまうので、食べてはいけないよ。
動物に食べて、遠くで排泄してもらう必要がないから、
アサガオは可食箇所を用意せず、
確実に食べられない様に毒を持ったのだろうな。
補足
生物学的な果実という言葉はタネと周辺の器官の集合という意味を持ち、
この形状はタネ以外にも果皮という器官を持つので果実(裂開果のうちの蒴果:さくか)と言える。