田で朱色のトンボを見かけた。
翅の先端あたりに黄色い模様があるので、ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)だと思う。
お盆辺りによく見かけるので、お盆トンボと呼ばれるらしい。
ちなみにウスバキトンボは赤とんぼではないらしい。
ウスバキトンボのことを調べていたら、ウスバキトンボの大群が背負う「はかない運命」 | 雑学 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュースのページにたどり着いた。
ウスバキトンボは春頃に暖かい南の国から日本にやってきて、水田等の水たまりに産卵するらしい。
幼虫の期間は1ヶ月と短く、中干し前の時期には羽化してトンボになる。
なので、盆あたりによく見かけるトンボとなったのだろう。
暖かい地域からやってきたトンボなので、日本の冬の環境には適しておらず死んでしまうそうだ。
この話はトビイロウンカやハスモンヨトウでも読んだぞ。
同一種の集団がいた場合、そのうちのいくつかが新天地を求めて移動するのは昆虫の生存戦略の一種なのだろう。
近年の温暖化により、ウスバキトンボも日本の暖かい地域で越冬できるようになっているようになっているらしいし。