赤身魚系の魚粉肥料は土壌の問題の解決に向いているはずまでの記事で魚粉肥料の肥効を理解するために、油脂の多さと鉄の多さの視点で内容を整理してみた。
次に見ていきたいのは、
旨味成分の核酸であるイノシン酸(IMP)になるだろう。
イノシン酸に関しては、なぜ魚粉は三大旨味成分のイノシン酸が豊富なのだろう?の記事で筋肉に蓄積されたATPが死後に分解されてイノシン酸になるという内容を記載した。
であれば、筋肉により多くのATPを蓄積した魚由来の魚粉にイノシン酸が豊富に含まれている事になる。
では、どのような魚が筋肉に多くのATPを蓄積しているのだろう?
旨味成分の多い食材で検索をすると、
カツオの名前を頻繁に見かける。
カツオについての理解が進めば、イノシン酸への理解が深まるかもしれない。
というわけで早速検索をしてみた。
カツオはスズキ目・サバ科に属する魚の一種で暖海・外洋性の大型肉食魚に分類される。
食性は肉食性で、魚、甲殻類、頭足類などの小動物を幅広く捕食する。
カツオといえば、寝ながら泳ぎ続ける魚として良く聞く為、この特徴も大事になってくるのかな?
比較することで理解が進むので、他の魚についての食性等も挙げながら見ていくことにしよう。