カロテノイド生合成阻害の除草剤を見るまでの記事で様々な視点からカロテノイドを見てきて、カロテノイドは植物動物問わず抗酸化作用に関わるので重要という内容を何度も触れた。

健康的に生きる上でカロテノイドが大事だから蓄積するのだろう


このカロテノイドだけれども、植物では更に見るべき内容があり、その内容とはカロテノイドが植物ホルモンの前駆体になっているということ。




例えば、


akane700 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

ゼアキサンチン - Wikipedia


トウモロコシの黄色の色素の時に見たゼオキサンチンの先にある


JaGa; Yikrazuul - self-made using BKChem and Inkscape, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

ビオラキサンチン - Wikipedia


ビオラキサンチンというカロテノイドがあるが、何らかのストレスに晒されると、折り曲げたり切断したりして、


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キサントキシン - Wikipedia


キサントキシンになり、更に脱水素や酸化を経て、


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植物ホルモンのアブシジン酸になる。

アブシジン酸の働き、そして毒性はあるのか?

講談社 新しい植物ホルモンの科学 第3版の61ページを参考




アブシジン酸も大事だけれども、栽培者が意識をしていて損がないのが、


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β-カロテン - Wikipedia


β-カロテンを折り曲げたり切断してできる


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ストリゴラクトンという植物ホルモンがある。

※植物種によってストリゴラクトンの構造は異なり、機能も異なる可能性がある。

ストリゴラクトン - Wikipedia


ストリゴラクトンから様々な機能が発見されているが、栽培をしている者にとって意識しておくべき機能として、主根伸長の促進、形成層発達の制御やアーバスキュラー菌根菌との共生シグナルがある。

主根伸長と形成層発達はこれから増えるであろう台風の被害の軽減に対して有効であるし、菌根菌は秀品率に大きく関わる。

殺菌剤を使用すると虫による食害被害が増加する


作物と菌根菌の共生は微量要素の吸収効率も高まるとされているので、秀品率向上の新たな課題は亜鉛をどう加えるか?で記載した課題の突破にもカロテノイドが関与していることがわかる。


そうなると栽培時に何を意識すればカロテノイドが増えるのか?が次の疑問として生じるけれども、カロテノイドの働きから光合成をとにかく高める事に務めるのが大事なのかなと。

農薬を使用している方の野菜も美味しいよ


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