木の枝から出てくる黒い液で団粒構造の原料としてリグニンがあると記載した。
しかし、このリグニン。
分解できる生物がなかなかいなくて厄介。
森の木を考えてほしい。
すぐに分解されたら、あれほど軽くて高くなれる木がすぐに落ちてしまう。
ということで、
木は折れてからいろんな生物に分解されて朽ちていく。
その過程を思い浮かべてみると、
木の分解の過程にはキノコがいるよね。
そう!
キノコがリグニンペルオキシダーゼ等の酵素で分解していく。※1
(ペルオキシダーゼは何かから電子を受け取った後に分解を開始する酵素のこと。今回は過酸化水素から電子を取り出し、リグニンを切るらしい)
って言っても反応が難しいので、
ここでは詳細は端折って、
分解のことを知りたければ
もっと良い手段がある。
それは、
キノコ農家の培地作成と栽培方法を知れば、
現時点で最も効率的なリグニンの分解方法を知ることになり、
それは効率の良い土壌改良となる。
その産物として、
キノコの廃培地、廃菌床と呼ばれる資材がある。
今日はここまでにして、
そのうち、詳細を見ていこう