以前どこかの本で、団粒構造の原料としてフェノール性化合物というものが記載されていた。
フェノール性化合物?
(画像:フェノール類 - Wikipediaより引用)
フェノールといえば、細胞からDNAと抽出する際に、タンパクを溶かすという理由で使用するフェノールの亀の甲がついた化合物だよな?
この構造の物質はどこにあるの?
と調べてみたら、
木の木質部分のリグニンと呼ばれる成分がフェノール性化合物らしい。
リグニンの式はこんな感じ
(リグニンは構造が決まっているわけではなく、フェノール性化合物がランダムに強固につながっているらしい)
そういや、
剪定間もない木の枝を水浸しにすると、
木質資材から黒い液体が出てくるんだけど、
これがフェノール性化合物で良いの?
でも、
この黒いのだと触れると肌が荒れる様な気がするよね。
となると、
自然に分解されて出てきたフェノール性化合物を使えれば良いな
ということになるわけで、
次回以降、リグニンの分解について見ていこう。