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キンモクセイの香りの記事で、キンモクセイの甘い香りはリナロール、リナロールオキシド、β-イオノンとγ-デカラクトンが主という内容を記載した。


今までの記事で、


Linalool_skeletal


リナロールについての生合成を見ていなかったので、とりあえず先にこちらを見ておく。




リナロールの香気物質としての分類はテルペン系香気物質になるため、イソペンテニル二リン酸(IPP)から合成される。


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ウンシュウミカンでの合成になるが、リナロールの抗菌活性とウンシュウミカンでのリナロールを合成する遺伝子の発現 | 農研機構でIPPから


Geranyl_pyrophosphate


ゲラニル二リン酸(GPP)になり、後3ステップの反応を経てリナロールが合成される。

おそらくだけれども、キンモクセイも同じような合成経路になるだろう。

テルペン系香気物質について


今回の内容を踏まえた上で、リナロールからリナロールオキシドへの変化を見ていきたい。