サツマイモの表面にできた苦い部分


前回の記事でサツマイモの傷口等に微生物が感染したら、

サツマイモ自身が猛毒のイポメアロマンを合成する

という内容を記載した。


この猛毒を知る経緯で読んだ論文の中に、

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植物体を傷つけたときに分泌される白い乳液状ヤニ成分に、下剤、抗癌剤、抗生物質が報告されている

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未利用植物の有効利用と調理科学への期待 日本調理科学学会誌 Vol. 41. No.3. 204〜209 (2008) [講座] 41ページより抜粋

という内容が記載されていた。


抗癌剤や抗生物質としての作用があるものが、

抗生物質ストレプトマイシン


ヒルガオ科の強さに頼る


サツマイモのつるにあるかもしれないと。


戦時中にサツマイモのつるが頻繁に食べられていたらしいけれども、

つるの摂取によって抗生物質的なものを食べていたと。


気になったのでサツマイモの抗癌について検索してみたら、

沖縄産カンショ茎葉部の葉酸とポリフェノール含量および季節変動 -沖縄県工業技術センター研究報告書 第8号 2006 年-

という報告書に行き着いた。


抗癌についての文章を抜粋してみると、

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カンショ茎葉は繰り返し収穫が可能である(途中省略)、カンショ茎葉部に含まれるビタミン C、α−トコフェロール、β-カロテンやミネラル類、そして機能性成分のポリフェノールの分析が行われた 1) 。特にポリフェノールについては、クロロゲン酸、ジカフェオイルキナ酸誘導体、トリカフェオイルキナ酸等のカフェ酸誘導体の成分が明らかにされている。ポリフェノール類は一般にその抗酸化活性により糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防剤として注目され、食品素材として積極的に利用されている。ポリフェノール含量の高いカンショ茎葉にも肝害抑制、抗変異原性および抗癌作用の生理活性が試験管レベルや細胞を用いた試験で明らかにされている

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※カンショ(甘藷)はサツマイモのこと

上記報告書の53ページより抜粋


サツマイモ茎葉にあるポリフェノール群は抗酸化作用があるものばかり。

抗酸化といえば、体内は周囲のストレスに耐えるべく酸化を活用している。

活用といっても酸化自身が諸刃の刃的な作用なのでうまく活用しているかどうかは疑問だけれども、

活用するための一手として抗酸化も併用する。

発生し続ける活性酸素

葉でアントシアニンを蓄積させる意味


人体においては酸化という強力な作用はガンの発生にも何らかの影響を与えているわけで、

抗酸化作用のあるものを摂取して体内で活用できればガンの発生に対して何らかの良い作用はあるはず。


サツマイモの茎葉には上記のような良い作用があると。


植物体の白い乳液状ヤニ成分とあるけれども、


空芯菜、空洞の茎が水に浮く


サツマイモと同じ科のエンサイ(空芯菜)からも同じような白い液体が出てきたな。

エンサイからもサツマイモの茎葉のような効能を期待できるのか?


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