ここは知人が管理している花壇だけど、一見普通の花壇のように見えて、興味深い事が起こっている。
赤丸で囲った箇所を注目したいのだけれども、その前のこの花壇のことを触れておく。
この花壇は三年程前の初春からベントナイト + 落ち葉を局所的に投入していた。
昨年の晩秋に一斉に草を抜き、そのまま放置しているのだけれども、
ベントナイト + 落ち葉の箇所は見ての通り、青々とした草で覆われている。
赤丸との境の場所では徐々に草の勢いが減り、
赤丸の箇所では草の勢いはほとんどない。
有機物蓄積とリン酸の消費の観点からいくと、
落ち葉の区画では、寒い時期に放っておいても勝手に草が生え、光合成を行い、土に過剰に溜まったであろう成分を消費する。
一方、赤丸の区画では何も起こらない。
これを実際の畑の土に置き換えて考えてみると、何処かのタイミングで腐植を増やすと、後は勝手に環境が向上していくと考えると、赤丸の区画のような所で栽培している方は毎年経費の垂れ流し状態なのだろうと想像できる。
肥料代が高騰している時だからこそ、経費の垂れ流しについては意識しておきたいところ。
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