今年もあと僅かになったので、今年の振り返りをしていこう。
今年のパソコン関係の出来事で一番印象に残ったのが、当ブログでは投稿していないが、スクラッチ + マイクロビットで小学生向けのワークショップを行ったことがある。
「プログラミングと電子工作でゲームをつくろう!」わくわくワークショップin東本願寺 2023年12月2日(土) | しんらん交流館HP 浄土真宗ドットインフォ
※当日の内容:Microbit Moreを使ってみよう - やってみよう!プログラミング+
小学生向けのワークショップであれば、今まででもあったのでは?という話になりそうだが、今回のワークショップはいつもと違う。
その違いというのが、ワークショップの主催の方に相談をして、
小学生の息子に職業体験の機会を与えることができたことだ。
仕事が発生しているので、当然ながら時給のようなものがあり、それなりの額の報酬という名の小遣いを渡している。
息子に与えた職業体験の業務は下記になる
・当日のレジュメをすべて暗記する
・当日使用するマイクロビットの初期設定と動作確認
・当日は率先して作品を作りつつ、年下の子供の面倒を見る
イベント終了後には目標を達成した箇所とそうでない箇所を整理しつつ、できなかった箇所があったとしても、当初の約束にある報酬という名の小遣いは渡した。
今まで何度かマイクロビットを含むマイコンの話題を書いてきたが、マイコンに関しては2つの内容を目標としている。
・(自分の家族に限らず)子供が高度な職業体験に参加できる場作り
・農業IoTの相談役としての地位の確立
前者の目標は今回のワークショップで見えてきた。
後者の目標はこれからの課題になるだろう。
最後に農業のIoTについて触れておこう。
何年か前にトマトの収穫ロボットの開発を目指す会社の方から相談を受けたことがある。
農業の人手不足を解消する為に収穫ロボットの開発をするというものだった。
その時にこちらから挙げた話題として、農業は本当に人手不足に陥っているのか?という内容がある。
米の食味検査の結果が過去最高になったという連絡があった等の記事で何度も話題に挙げている土壌環境の改善に取り組んでいる方々(稲作に限らず畑作も含む)は揃って同じ意見を挙げる。
土壌環境の改善に目を向けると土が仕事をしてくれると。
土が仕事をしてくれるというのは、本来栽培者が目指すべき土壌環境に近づくと、栽培に要する作業量が減っていくという意味で、体感した方は揃って今までの栽培は無駄が多すぎたと言う。
土が仕事をしてくれる状態を目指す為には効率的に肥料を使用するための化学の知識が必要となる。
これからの農業のIoTの目指すべき内容も短絡的な人手不足の解消ではなく、工学と化学の知識を組み合わせて栽培の根本的な無駄をなくして人手が必要な箇所を減らす開発が求められるだろう。
農業IoTの開発者の気持ちに寄り添えるように、マイコンを学ぶことは続けていく。
もちろん、肥料関係の化学の探求も続けていく。
関連記事
プログラミング教育で注目すべきはARM + Debian + Pythonであるはずだ