
前回、ハウスミカンの栽培条件を挙げた。
その中に水はけが良いところというものがあることを記載した。
これを踏まえ、興味深い話を聞いた。
興味深い話の前に今回のハウスミカンの栽培地の地質図を調べてみると、

花崗岩質の深成岩で形成された山の標高の高い個所であった。
花崗岩が風化すればSiO2含有量が非常に高い真砂土という砂土になる。
SiO2というのは二酸化ケイ素のことで非常に風化がしにくい

この写真でいうところの透明っぽい石(石英等)を指す。
石英等の風化しにくい鉱物が堆積したところは砂地となる。
砂地についてを確認したところで興味深い話に戻ると
・山を切った個所でみかん畑をはじめたところは秀品率が低くなりやすい
・山を切って砂地で客土した個所でみかん畑をはじめたところは上記と比較して秀品率が高い
というもの
この話を聞いて下記の記事のことを思い出した。
この記事についてざっくりとまとめると、

花崗岩質のしかもちょっと深めの個所から培土用に真砂土を頂いた時、その真砂土はとても綺麗な白い色をしていて、その白い色はとても脆くて、ちょっと力を入れるだけで簡単に崩れた。
これは白色粘土だったのだろう。
この時の写真がなくて非常に残念だ。
この非常に綺麗な白色の真砂土を踏まえた上で、山を切った個所でみかん畑をはじめたところは秀品率が低くなりやすいを考えてみると、山を切ったということは、
花崗岩の白い個所が多く残った土であって、それはおそらく白色粘土として扱われるものになるだろう。
※地域によって花崗岩の色は異なり、茶色成分が多いものもある。
粘土自体は水と馴染みやすく流れやすいものだからいずれはなくなるだろうけれども、なくなる前に整地して栽培を開始したとなると、おそらく白色粘土の流失量は自然状態と比較して遥かに少なくなるとイメージしている。
となると、花崗岩質で砂地だと思っていたところでも実は砂地ではなかったということになり、ミカンの好む栽培条件の一つである水はけの良いところというものを満たさなくなる。
今回の話はあくまでイメージだけれども、花崗岩質で砂地といえど、鉱物の風化を繰り返していたら、客土した個所でも粘土鉱物は徐々に蓄積していく。
花崗岩がSiO2が高いとはいえ、長石といったアルミニウムを含む鉱物の量もそれなりに多いから。




