敷き詰めれた石の間から草が生えていて、
その草のちょっと離れたところで
ヤブガラシが複雑に絡み合いながら、
群の外側に向かって伸長していた。
このヤブガラシだけれども、
自身だけが外側に向かえばいいけれども、
中心に居た花に巻き付いて、
この花毎外側に引っ張っていた。
この花はおそらくヒメジョオンだけれども、
ヒメジョオンにとってこのヤブガラシの行為は、
外側に伸長するなら自分だけで勝手にいけよ
という気持ちであるに違いない。
ヒメジョオンの花は甲虫類(カナブンのちっちゃい版)がとまることで花粉を媒介する仕組みなので、
花が傾いているだけで甲虫にとっては近寄りがたいに違いない。