稲作の秀品率向上の為のレンゲ米栽培を採用する場合、問題になるのがレンゲの播種時期だろう。
レンゲに限らず緑肥全般で言えることとして、都市近郊の緯度であれば播種時期の限界は10月下旬だろうか。
レンゲの播種時期を調べてみると、レンゲ|レンゲ|緑肥作物種子|畑作園芸分野|商品情報|雪印種苗株式会社のページによると一般地の播種が10月上旬となっている。
高槻の原生協コミュニティルームでレンゲ米栽培の観測の報告会を行いましたで話題の中心となった方の今年の収穫日が10月6日で、収穫から2週間空けてレンゲの播種を行うとしても、日程的にギリギリだったりする。
ここで藁の腐熟問題があることに気が付いた。
おそらく藁をそのまま鋤き込むと藁が未熟有機物であるため、C/N比の問題が発生するはず。
この問題を回避する手段の一つが、
粘土有機複合体から粘土鉱物肥料についてを考えるで記載した分解途中の有機物を粘土鉱物に結合させることで土化し、微生物の分解対象の藁の炭素化合物の量を減らす事だろうか。
レンゲ米の質を向上させることはできるか?の記事で、粘土鉱物の他に木質系の有機物を合わせて入れると記載したが、レンゲの播種の日程を加味すれば、藁と粘土鉱物だけの方が良い成果に繋がる可能性がありそうだと思った。