二価鉄を求めて-前編-で鉱泉から含鉄(Ⅱ)の水質は山の岩石に因ることがわかるという内容を記載した。


山の岩石という内容で挙げておきたいのが、

かんらん石、輝石や角閃石といった有色鉱物だろう。


これらの鉱物には鉄やマグネシウムを含むだけでなく、

他の様々な微量要素を含む鉱物もある。


その中でも更に取り上げたいのが、



かんらん石だ。

かんらん石といえば、今まで苦土とケイ酸の話題として挙げた。

栽培にとっての苦土の基のかんらん石

植物はどのようにしてシリカを吸収するか?


(株式会社誠文堂新光社 日本の石ころ標本箱 201ページの図を参考にして作成)


かんらん石というものは玄武岩に少し含まれ、

花崗岩や流紋岩には含まれない。


かんらん石の化学組成は(Mg,Fe)2SO4で表すことが多い。

この式が成り立つ為には鉄は二価鉄(Fe2+)でなければならない。

更にこのかんらん石という鉱物は風化しやすいとされている。


山が玄武岩質な地質であれば、

そこから流れてくる川はかんらん石の影響を受けた水質になると考えることができる。


今回の内容を踏まえ、

改めて前回の記事を見てみると、


20万分の1日本シームレス地質図


含鉄(Ⅱ)の水質の鉱泉があった場所の上流には玄武岩類の岩石となっている。


今回の話を踏まえ、

次回は各地を回って予想していることを記載する。


-続く-


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