京都農販さんのサイトの公開に合わせ、
昨年一番インパクトの大きい記事の投稿をお願いしました。
そこで投稿していただいたのが、
この話はよく覚えています。
黒ぐされ菌核病という決定的な対処法がない病気が蔓延した時、
土壌のpHを高めれば感染の広がりを抑えることができる
という予想までできていて、
あとは何の肥料でpHを上げるか?
というところまで出ていました。
普通なら消石灰という返答があるかと思いますが、
ここで消石灰を使用しなかったのが英断であったと今でも思っています。
石灰でpHを調整すると、
何気に弊害が多い石灰なのでpHが上がったところで、
黒ぐされ菌核病で弱った株はすぐに何らかの菌にやられる。
そこで私は炭酸苦土を提案したのだが、
その提案は訳あって却下となりました。
その理由こそが重炭酸カリを選んだ理由になるのですが、
それは提案が却下された私がここで記載するのもどうかと思うので、
今後の京都農販さんの活躍を追ってください。
ここで分かったことなのですが、
施肥の組み合わせを検討するだけで、
予想できないすごい結果というのはまだまだ残っているのだな。
ということで、
今回の様なイノベーションをこれからもどこかで起こってほしいと願い、
私は第一線で頑張っている方に土台を与えられたらと考えています。