いつも観測している方の土の物理性を向上させたレンゲ米の田で今年も無事にイネの収穫が終わった。

稲作は栽培中に土壌環境の向上ができる確信を得た


今年は例年よりも2割程収量が多かったそうだ。

この地域では例年よりも多収であったらしいが、追肥をしている方をよく見かけたので、一発肥料の設計が効いていないという観点から手放しに喜べないだろうし、追肥にかかった経費(肥料題と人件費)を考えると、例年よりも利益率は低くなるかもしれない。

今年は稲作で追肥をしている方をよく見かける


そんな中で、観測していた田は減肥 + 追肥無しで増収したので、稲作における物理性の向上の可能性を感じる結果となった。


今年得られた課題はいくつかあるが、大きなものとして、



土壌の物理性の向上に合わせた減肥は難しいの記事で触れた減肥加減だろう。

今年は一発肥料を3割程削減したが、上の写真は収穫直前のイネで、葉色が落ちきっていない。



収穫後の稲わらを見ても、色が抜けきれていないことがわかる。

色が抜けないことは亜鉛が適切に効いている証拠である可能性が高いので別に良いのだが、

亜鉛欠乏と植物のオートファジー



浅植えの箇所が倒伏してしまったのはイタい。

倒伏すると機械による収穫のロスが大きくなるので、これから目指すべき田の物理性の大規模化にとって弊害となってしまう。

稲作の大規模化に向けた土壌の物理性の向上の技法の確立は急務


来年は更なる減肥と、栽培前のレンゲ栽培の栽培方法の変更を検討する。

レンゲ栽培の効果は田植え後の雑草管理にも影響を与える


なんだかんだ書いたが、慣行的な栽培で海外依存率が減らせたのは大きい。


他の課題として田起こし前のナズナの繁茂があるけれども、それは小さな問題なのでここでは触れない。

レンゲとナズナは共存しているのか?


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