前回の寒さが厳しい冬になると予想されている中で出来ることの記事で、温暖化とラニーニャ現象の合わせ技で、今年から来年の春にかけての冬の寒さが厳しくなるという話題に対して、地温の視点からの対策を考えてみた。


今回は作物側の耐寒性の視点で考えてみる。

耐寒性で有名なのは、葉物野菜は寒さに触れて甘くなるの記事で記載したような葉の細胞に糖やアミノ酸を溜め込み、細胞内の水の融点を下げることで凍結を回避する方法だけれども、これまた融点が低い不飽和脂肪酸の含有量を下げるという内容も時々見かける。


葉と不飽和脂肪酸という用語を聞いて、更に連想するのが、



植物における脂肪酸の役割の記事で記載した高温時に葉に蓄積する脂肪酸で、香り化合物の前駆物質になっている。

この脂肪酸だけれども、作物が菌根菌と共生した際に耐乾性が高まるという話題を見聞きするが、耐乾性は分子シャペロンであるトレハロースの蓄積という話題があるが、脂肪酸の蓄積もあるかもしれない。

トマトが緑の香りを吸った時に体内では何が起こってる?


後者の脂肪酸の蓄積であるならば、菌根菌のような共生菌と共生できれば、耐寒性が高まる事に直結する。


共生しやすい環境はどのようにすれば良いか?

その一手として、土壌中の糸状菌が植物に対して病原菌となるか共生菌となるか?は施肥次第の記事で記載したような土壌中の可溶性リン酸の量を意識することから始めることになるはずだ。