岩橋千塚古墳群と緑色片岩の記事で和歌山県和歌山市にある岩瀬千塚古墳群に行き、緑色片岩で建造された古墳を見てきたという内容を記載した。
最近、古墳群が気になりだし、古墳群についての本を読むようになった。
中学、高校の頃は歴史の授業が好きではなかったので、一から読み始めているといった感じだろうか。
なぜ古墳群について興味を持っているのか?というと、知人の一言が印象に残ったからだ。
その一言というのが、食料生産に余裕があるところでないと、歴史的な建造物を作ることはできないはず。
古墳時代以前は農具による技術的な栽培は難しかっただろうから、地力に頼った栽培であったことは間違いなく、地力が高かった地域にこそ古墳が多くなると予想している。
今までの経験上、地力で最もわかりやすい指標が母岩が緑泥石であるか?であり、緑泥石の恩恵を存分に得られる川と平野があるか?で考えていくと、
紀の川が流れる和歌山県和歌山市の岩瀬千塚古墳群周辺が該当した。
実際に周辺を歩いてみたり、周辺について記載している文章を読んでみると、稲作が盛んであったことがわかり、岩瀬千塚古墳群に埋葬されているのは稲作に関与していた豪族であった可能性が高いそうだ。
音浦遺跡と宮井用水 ~ 紀氏、大地を開く | ニュース和歌山
和歌山駅駅から岩瀬千塚古墳群に向かう時に日前神社という神社があったが、日前神社について調べてみたら、
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日本で最も歴史のある神社の一つで、神話と関わりが深い
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と記載されていた。
今の知識だとこの辺りで止まってしまうが、和歌山市には農業史に関わる重要な知見が眠ってそうな予感はある。
和歌山の歴史を調べる上で、重要となるのが紀氏(きうじ)らしいが、紀氏について探求すれば、大切な何かに近づけるかもしれない。
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