トマトと言えば、夏の野菜というイメージがあるが、多湿に弱い作物だったりする。
トマトと言えばイタリアといった地中海性気候だけれども、イタリアの夏は高温で乾燥しているから栽培にとって都合が良いらしいけれども、日本の夏は高温多湿になるのでトマト栽培の難易度は高くなる。
施設栽培で頻繁に話題に挙がるオランダは西岸海洋性気候で夏はさほど暑くならないので、オランダ式の栽培は最も難しい気候管理の面で参考になりにくかったりする。
施設栽培において日本の夏の高温多湿にどうやって対処すれば良いのか?が気になって、施設栽培の研究ではどんな事をしているのか?を検索してみることにした。
とその前に、よく見かける風景を載せておくと、
中で育てている作物は違うけれども、ハウスの入り口の上に換気用のファンを取り付けて、写真右下にあるように室外機を置いているところがある。
ハウス内の換気を頻繁にすれば、湿度は減らせるかもしれないが、施設内で局所的に湿気が滞留するような気がしていて、換気扇だけでは難しいイメージがある。
※例えば、蒸散が頻繁に行われている葉の裏とか
これは適葉の作業で湿気が滞留しないようにするしかないか。
これらの内容を踏まえて改めて、加湿対策を検索してみたら、温室内の湿度制御によるミニトマトの病害発生抑制と生育・収量の向上 - 農研機構という報告のページに辿り着いた。
この研究では吸収式除湿機を用いていた。
吸収方式の除湿機は水分を吸収しやすい液体に空気を接触させることにより除湿を行う方式であるらしい。
上記のような資材で連想するものとして、
ベントナイトがあるけれども、加湿対策でベントナイトを活用出来たりしないかな?
建築で用いる珪藻土や漆喰の壁のように