トマトの芽かきや葉かきの作業を白い服を着て行うと、洗濯ではほぼ落ちない緑のシミが付く。
合わせて作業中にトマト特有の匂いもある。
このシミは他の植物では服に付くのはあまりないので、葉緑素が含まれた汁ではなく他のものだろう。
栽培のヒントがありそうだから調べてみることにした。
検索してみたらトマトはなぜ青臭い? -「青臭い」香り成分を「甘い緑の香り」にする酵素を特定- | Research at Kobeのページに辿り着いた。
どうやら、植物における脂肪酸の役割の記事で見た不飽和脂肪酸であるリノレン酸から緑の香りであるヘキサナールというアルデヒドの合成の途中で3-ヘキサナールというアルデヒドがあるが、この物質が青汁と表記されていた。
ヘキサナールは虫による食害の被害を軽減したり、高温ストレスへの耐性に関与する物質である。
トマトは夏の野菜と思いきや、原産地は冷涼なアンデス山脈の高地で、日本の夏の環境は苦手だったりする。
整枝作業中に服に付く緑のシミは、トマトが苦手な環境で生き抜こうとする印みないなものかもしれない。