京都市南部に巨椋池(おぐらいけ)という地名がある。
池という文字が含まれているが、
宇治川が東西に流れるだけで、
池らしきものが見当たらない。
所謂、干拓事業によって池はなくなり農地となった歴史がある。
Wikipediaによると、
京都競馬場にある池が巨椋池の名残だという話があるらしい。
干拓というのは、
山から海へ川という名で水が流れる際に、
どこかしらでせき止めて山からの土砂を堆積させる手法で、
佐賀平野は元々海だったかもしれないという記事で触れた。
巨椋池の南西あたりに行く用事があり、
ふと土をしっかりと見る時間があったので撮影してきた。
石英のような硬そうな小石が堆積した砂質土だった。
干拓は平野の拡大になるはずなので、
山から流れてくる土砂も風化しにくいもの(もしくは風化しきった粘土)が残ってしまうのだろう。
今回見たものは
干拓地の一例として頭の片隅に入れておこう。
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