時々、田を集約して稲作を効率的に管理して、収入をアップさせた方の紹介を見かける。
集約させた田の面積は10ha以上で、稲作であれば機械化が進んでいるので十分こなせるそうだ。
概算だけれども栽培面積が20haで、労働日数が150日程度で年収800万円付近の収入になるそうだ。
この手の記事を読んで気になることがある。
稲作は地力で穫ると言われるが、おそらく地力の向上に向ける余力はないのではないか?と。
地力の向上は冬期のほ場管理で決まるのは間違いなく、その管理が何かと重労働。
今は良くても、年々栽培の難易度が高まり、いずれは稲作が出来ない田になる可能性は非常に高い。
稲作に限らず、畑作も含め、10年ぐらいかけて徐々に収量が落ちて、経営が火の車になったというケースをたくさん見てみた。
農薬や化学肥料を使用して栽培すると野菜が育たない環境になるという意見に対して4
その時に少人数だと解決することが困難になるので、簡易的な土壌の物理性の改善方法の確立は急務であるのは間違いない。
冬期のレンゲは大規模化した方にとって現実的ではないので、他の方法が必要になる。
一つの手として、肥料としてのヤシャブシの葉は養分以上の肥効があるかもしれないの記事で見たタンニン多めの有機物資材をベースに大規模化対応をしていくのが近道ではないか?とアタリを付けている。
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