城ヶ島の砂岩凝灰岩互層の続き
城ヶ島のある三浦市でWebサイトで地質観察ガイドというPDFを公開している。
このPDF内のトピックの一つで、級化構造というものがあった。
級化構造(級化層理)が何なのか?を調べてみると、
堆積構造の一種で粒経の違いによって水中を沈降する速度が異なるために、同時に供給された土砂が単相の下から上に向かって粒経が小さくなっていく構造です。級化層理は地層の上下判定の手がかりになります。
と下記の本に記載されていた。
(株式会社誠文堂新光社 / 増補版 地層の見方がわかる フィールド図鑑 13ページから抜粋)
実際に級化層理が確認できる場所を確認してみると、
矢印で示した箇所で良いだろうか?
砂岩の層で左(南)側の粒経が細かく、右(北)側の流型が粗い。
級化層理の法則によると粒経が細かい方が上(新しい)となるので、
となるはず。
級化層理の規則は覚えておくと、
後々植生あたりの判断で役に立ちそうだ。