こんにちは。齋藤の妻の亮子です。
このたび、肥料の原料編、第2巻が完成しました。
今回は、特に野菜を栽培している人に知ってもらいたい発酵鶏糞ができる過程から、牛糞を堆肥として使用していった場合の問題点、きのこ(土作りとしての廃菌床)の記事をメインにまとめています。
47記事をまとめ、全部で約300ページ程になっています。
小話として、土壌分析での落とし穴やEC値ではかれるもの、塩類集積の話も入っています。
また一見農業とは関係のない臭いの記事もありますが、これは第1巻で記載した粘土鉱物へとつながっています。
第1巻よりも記事数が多くボリュームがありますが、飽きずにお付き合い頂けたら嬉しいです。
※電子書籍を購入する前にサンプルを試したい方は電子書籍を読む方法をご覧ください。
価格:500円(税込)
二巻目次
- 発酵鶏糞ができるまで1
- 発酵鶏糞ができるまで2:成分編
- 鶏糞の中にある有用だけど厄介な有機態リン酸
- 有機態リン酸であるフィチン酸のリン酸を切り取りたい
- もう、牛糞で土作りなんて止めようよ
- 続・もう、牛糞で土作りなんて止めようよ
- 土壌中のカルシウムの測定法
- 魚の骨を大地に挿す
- 強いつながりに作物の根は入れません
- 最初はとりあえず空気に当てとけって
- 良さは矛盾の中にある
- 劣化で減った保肥力を増やせ
- 土とは死骸の塊である
- 黒く、旨味が詰まった黒糖肥料
- 三番蜜を凝縮した黒糖肥料
- 肥料成分としての窒素(N)
- 見るべきものは速さです
- 速さの代償
- 知らない間に溜まっている石灰
- お~いお茶のEC値は0.6S/mらしい
- ECはどれくらいから警戒するべき?
- 酸化剤としての硝酸態窒素
- 酸の強さ
- 生理的酸性肥料って何?
- 生理的塩基性肥料って何?
- あそこの水田から変な臭いがするよ
- 老朽化水田は文字通り泥沼
- 重曹で消臭に挑戦!
- 臭いは固めて溶かして流してしまえ
- 臭いは球体にしてどこかに流す
- 塩と書いて、「しお」と読みたいけどここでは「えん」で
- 細胞膜由来のリン酸肥料の使いどころはどこだ?
- そもそも粘土って何?
- アジサイが梅雨に咲く理由はなんだろう?
- 山の岩は最終的に粘土に行き着く
- 還元剤としてのシュウ酸?
- タデ科の草の活躍
- 木の枝から出てくる黒い液
- キノコの底力
- 廃菌床という資材のこと
- キノコは消毒液がお好き?
- 強靭なあれを壊すための連携
- カニ殻を土に混ぜると作物が病気になりにくくなるんだって
- 廃榾木に群がる菌群
- 天気が良いので、シイタケを天日干しするってよ
- ビタミンDの前駆体を体に組み込むキノコたち
- 廃菌床のポテンシャル
- キノコが行う自身の再構築