肥料成分としての窒素(N)で一般的な窒素肥料である硫安と、徐々に注目されつつある窒素肥料のアミノ酸肥料を記載した。
前回の話だと、断然アミノ酸肥料と言うことになるけど、
実際のところそんな簡単な話ではない。
アミノ酸肥料にはなくて硫安にはある特徴というものがある。
それは…
という前に肥料の基本的なこととして、
肥料は施肥したらすぐに効くわけではなく、
溶けてイオン化しなければならない
と言うことが大前提となる。
それを踏まえた上で、
By Edgar181 - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
硫安は常温で74.4g/100mlと
肥料としては圧倒的な溶けっぷりを発揮し、
一方アミノ酸肥料は、
土表面にコケが生えるぐらい、水を目いっぱい与えても、
矢印で示した黒い粒状の様に残り続ける。
作物に窒素を即効で与えたい場合、
水に対しての溶け易さだけみれば、
断然、硫安の方が良い
ということになる。
逆に長期的に効かそうと思ったら、
硫安を選択してはならない
と言うことになり、
要は使い分けってことですな。