前回、級化層理を利用して、横になった地層の左右のどちらが新しく堆積した層であるか?を調べた。


そもそもの話なのだけれども、

今回は地層が横になっていることについて触れてみたいと思う。



はじめに地層ができる場所を確認しておくと、

陸地から川を経たり、風によって飛ばされてきた砂、泥や火山灰が海底に堆積する。

堆積された砂、泥や火山灰は海の水圧によって圧縮されて硬い層となる。


次に隆起だ。



陸のプレート(左)と海のプレート(右)がお互いに押しあって、

陸のプレートは持ち上がり、海のプレートは沈み込む。


この陸のプレートが持ち上げられた時に隆起が起こる。


ここで海に堆積して形成された地層に焦点を当ててみると、


※上のプレートの衝突の図と合わせるため、時系列は右から左へと遷移


海底に堆積された地層が海のプレートによって押し上げられ(右端の矢印)、

陸のプレートの上に持ち上がるように堆積物が隆起する。

陸のプレートの上に載るように隆起したものを付加体と呼ぶ。

付加体 - Wikipedia

天川村洞川の鉄鉱跡にて


プレートのぶつかり合いによる隆起の際、

押している側(海のプレート)の方に地層の新しい方が向く。


これを踏まえた上で、



この地層を見てみると、

上になっている方が南側で、下になっている方が北側。


城ヶ島では、


By Peka [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

上記の画像を一部改変。矢印の箇所が城ヶ島

城ヶ島の砂岩凝灰岩互層


南側がフィリピンプレートで海のプレートとなり、

北側が北アメリカプレートで陸のプレートとなる。



この写真も左側が南で、右側が北で、

隆起した付加体の端っこということがよくわかる。


城ヶ島の隆起はもっと複雑らしいけど、

諸事情によりその証拠となる箇所には行けなかったので、

行けた時に改めて記載することにしよう。