小学校の高学年の長男が添加物について聞いてきた。

添加物って何?

添加物は体に悪いのか?


農学部卒の身として、この手の話題は丁寧に扱っていきたい。


農薬を使用している方の野菜も美味しいよの記事でも記載したが、添加物があるおかげで致死レベルの自然毒から身を守れているので、添加物の安全性よりも前に自然毒(食中毒)を甘く見ない方が良いと肥を大きくして言いたい。


致死レベルの自然毒と言えば、ボツリヌス菌の毒素(BoNT)で、これを回避する添加物として、


Sodium_nitrite


亜硝酸ナトリウムがある。

亜硝酸ナトリウムは健康被害関連の話題で頻繁に挙がりやすいが、適正の量の摂取であれば一応健康被害は無いとされているし、何よりも開発された経緯を考えれば、たとえ健康被害があったとしても、致死レベルの毒の摂取を回避出来るので、これは人類の叡智レベルの開発だと言って良いと思っている。

亜硝酸ナトリウム - Wikipedia




長男に添加物の話をしている時にふと思った。

そう言えば、どのような添加物があるのか?を今ここで挙げることが出来ないなと。


というわけで、


tenkabutsu_zukan_cover


日本図書センターから出版されている食品添加物キャラクター図鑑を読んでみることにした。

食品添加物キャラクター図鑑 - 株式会社日本図書センター


文章量は多いけれども、高学年であれば読める内容だから、長男も読めるだろう。


この本を読んで驚いたのが、意外な化合物が添加物として使われているということだ。

添加物に対して、人類の叡智感が更に増した。


追記

農学部の学生の頃の講義で昔から使われている保存料の話題があった。

その保存料というのが食塩で、食料を貯蔵するために大量の食塩を使用した。

大量の食塩の摂取による健康被害は大きいので、それを添加物で回避出来るのは有り難い。