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農文協の現代農業9月号の廃菌床の特集で紹介していただきました


現代農業9月号の原稿を作成している時、キノコについてを色々と調べていたのだけれども、その際に興味深い内容を聞いた。


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クレジット:photolibrary

木質系の資材で堆肥を作りたければキノコ栽培から学べ


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リグニンの分解に関与する白色腐朽菌


キノコの栽培は貧困の村において外貨を稼ぐことが出来るようになった一つの産業だったらしい。

ここでいう貧困というのは特に目立った名産のない地域を指し、外貨というのは自分の村以外で作物が売れたことを指す。


上記の内容に培地栽培を含めてよいかわからないので、原木栽培についてのみ話をすると、特産のない村に該当するのはおそらく平坦な広い面積がなく、果樹等に適した目立った地形もない。

たいていの地域には必ず山があって木があって、キノコ栽培を行う資源は揃っている。


キノコの種類に依るけれども、シイタケは干して乾燥させることで、高級料理に欠かせないダシの元になる。

これは付加価値を高めつつ保存の効く商品が出来たということに繋がる。




話は少しだけ変わるけど、滋賀県の高島市からのプレスリリースに下記のようなものがあった。

市と共栄精密株式会社との菌茸類菌床の生産事業およびその関連事業の推進に関する協定書調印式と、事業概要に関する地元住民説明会のお知らせ - 高島市


滋賀県にある会社が廃校を活用して、培地でキクラゲとシイタケを栽培するそうだ。


キノコの培地栽培は食品の廃棄物を活用して価値のあるものに変える産業。

炭素化合物の焼却処分を減らす一手となるので、この流れが広まれば面白いことが起こるかもしれない。


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