肥料としてのヤシャブシの葉は養分以上の肥効があるかもしれないまでの記事に引き続き、先駆植物について学ぶ日々が続いている。
他の先駆植物も把握しておく必要があるので、
ミカン科のサンショウを見ていくことにする。
実際には先駆植物としてはカラスザンショウが該当するらしいが、カラスザンショウとサンショウは形態的に似ているらしいので、観察眼を鍛えるのであれば、サンショウから始めても得られることは多いはず。
サンショウといえば、漢字で山椒と書き、椒の字は胡椒(コショウ)の椒と同じ。
椒には芳ばしい・辛味の意味があり、山の薫り高い辛味の実という意味で付けられたと考えられているらしい。
こんな特徴的な内容に触れたいが、その前に基本的な形態の事を見ておく。
幹はこんな感じで、
枝にはトゲがある。
トゲの付き方によってサンショウの種類が異なるらしく、トゲのない朝倉サンショウというものもあるらしい。
朝倉さんしょ|香り高くやさしい辛味の山椒|JAたじまの特産品
最後にもうちょい専門的な事を書いておくと、落葉低木(〜5mぐらい)。
葉の形状はWikipediaからそのまま抜粋する。
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葉は互生し、奇数羽状複葉。長さ10〜15cmほど。5〜9対の小葉は1〜2cmの楕円形で葉縁には鈍鋸歯があり、鋸歯の凹みに油点がある。葉の裏は表に比べ白っぽい。葉にある油点は、細胞の間に油が溜まったもので、葉を揉んで潰すと強い芳香を放つ。太陽に透かして見ると透明に見えるので明点ともいう。
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※サンショウ#形態・生態から抜粋
今回の内容があれば、山で自生しているものを見つける事ができるはず。