令和3年にニュース等で見かけた沖縄の軽石問題だけれども、被害に関する報告を読んでいた時に気になったことがある。
沖縄本島に漂着した軽石の状況(第1報)|災害と緊急調査|産総研 地質調査総合センター / Geological Survey of Japan, AIST
灰色の軽石がやたらと目に付くなと。
沖縄に流れ着いた軽石について更に調べてみたら、福徳岡ノ場を起源とする軽石の特徴|災害と緊急調査|産総研 地質調査総合センター / Geological Survey of Japan, AISTで全体的な色や、
大きめの黒い鉱物が飛び出ているものといった軽石のバリエーションが記載されていた。
軽石の主成分の火山ガラスは固まる際に鉄を含むと黒っぽくなるらしく、その時にどれ程の鉄を含んだか?で濃さが決まるらしい。
ここでふと気になったことがある。
灰色の軽石は白色の軽石より風化しやすかったりするのかな?ということ。
軽石は酸化するのか?の記事で、軽石が酸素の影響で酸化する時は、軽石に含まれる鉄が酸化して錆びることで脆くなり、鉄周辺が外れ孔ができる。
その中に水が入り込み、凍結融解作用を経て軽石全体が風化する。
この内容が正しければ、白色の軽石よりも灰色の軽石の方を園芸の用途で積極的に使っていきたいが、海水を吸っていたり成分の解析が進んでいない軽石を産業で使うのはリスクがあるそうだ。