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大石物産の実のなる野菜の土の記事で見た園芸用培土の話題の続き。

この培土をよく見ると、


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綺麗な白い小石が含まれていた。

配合原料を見ると、該当するのはおそらくパーライトだろう。


そういえば、当サイトでパーライトを一度も触れたことがないので、今回パーライトについて整理してみる。




Wikipediaでパーライトについての定義を確認してみると、

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パーライトは、加熱により膨張する性質をもつガラス質火山岩の総称。一般的に真珠岩原石を指す。また、真珠岩や黒曜石を粉砕して高温で焼成発泡させたものもいう。

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パーライト (岩石) - Wikipediaを一部改変して抜粋

と記載されていた。


逆順になるが、


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黒曜石については黒曜石とは何だろう?の記事で触れたので、今回はこれ以上触れない。


真珠岩の形は岩石標本 / 真珠岩 | 地質標本鑑賞会で確認してもらうとして、真珠岩は流紋岩質マグマから形成されるガラス質の火成岩で、数パーセントの水分を含み、細かい同心円状の割れ目が多く見られるのが特徴で、その割れ目が真珠のように見えることから名付けられたそうだ。


これらを高温で加熱する事で膨張させ、発泡により多孔質な構造となる。

今回挙げた原石は風化するとアロフェンという粘土鉱物になるはずで、うまく使えば土は格段に良くなる可能性を秘めている。

アロフェンと活性アルミナ