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家畜排泄物のメタン発酵の際に生成される消化液に含まれるリン酸は何だ?までの記事で家畜糞と食品残渣を混合させた有機物をメタン発酵させた際に出来る消化液で、窒素とリン酸の形状について考えてきた。


次に気になってくるのが、溶液中で陰イオンと結合して塩になる置換性塩基のカリウム、カルシウムとマグネシウムになるだろう。


塩のみの知識で考えれば、リン酸と結合してリン酸カルシウムになったら、その多くが沈殿して固形物の方に蓄積する。


実は消化液の成分は事前に目を通していて、消化液中のリン酸が極端に少なかったのだけれども、それはリン酸とカルシウムで塩を形成して沈殿したのだろうと予想していた。


この疑問を生成AIのGeminiに質問をしてみたところ、腐植質の化合物とカルシウムが結合してコロイド状の複合体を形成して沈殿を防ぐという返答が返ってきた。

山の岩は最終的に粘土に行き着く


家畜排泄物のメタン発酵の際に生成される消化液に土壌改良の効果はあるか?の記事で腐植酸のようなものが消化液に移るだろうなと記載した。


コロイド化すれば消化液に残る可能性はあるだろうなと。

※コロイド化で沈殿するものもある