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施肥設計の見直しで農薬防除の回数は確実に減らせるで紹介した施肥方法をされているほ場で、ネギの連作をし続けたところ、極度な連作であればやはり徐々に調子が悪くなっていく。


話を聞くに、調子が悪くなったからということで途中で緑肥をかましても、調子が戻るということはなさそうだ。

これは土を理解する上で大きなチャンスだということで、現状を考察してみる。




施肥設計の見直しで一番改善したい個所というのは、


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作物の発根量の向上で、発根量の向上は土壌中の酸素量と病原性を除く菌類が活発に活動していた形跡があることが大事になるとアタリを付けている。

発根に関することをまとめてみると


発根量が多くなることによって、土壌中にある養分をふんだんに吸収出来る他、自身の根によって土壌の物理性が改善されて、土壌中の酸素量や大雨後の水浸しのストレスが軽減される。

イネ科緑肥の効果、再考


これを踏まえると、連作障害の定番のネギ特有の病原性の土壌微生物が増えたことに依るのかな?

という在り来りな解になるのかなと思うけれども、

連作障害を制する時は相手のことを知れ


そうなると、冒頭にあった緑肥をかましてみても改善しないという内容と合致しない。


となると、次に考えられることは、


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収穫時に地上部をごっそりと持っていくため、株に含まれていた養分もごっそりと減る。


要約すると養分の持ち出し問題。


栽培を行うに当たって、NPK、CaやMgは設計時に意識するので

肥料成分としての窒素(N)


ここであまり意識していないのは何だろう?

と考えてみると、


Mn(マンガン)やCu(銅)のことが頭に浮かんだ。


-続く-