もうずいぶんと前の話になるが、栽培の勉強をしている時に、栽培の師※にあたる人が倉庫にあったベッチのタネを蒔いてみるかと、肥料と一緒にばら撒いた。
※プロフィールのSlideShareにある資料に記載されています
ベッチというのは、

マメ科の緑肥で、


春になったらよく見られるカラスノエンドウを大きくしたものだとイメージの緑肥
この緑肥が育っている時、不思議な現象に遭遇したんだ。
それは、これから春になるというのに、ベッチ以外の草が全然生えてこないということ
実際には生えてはいるんだけど、中々ベッチを超える草が現れなかったというのが正しい解釈だろう。
おや?
この話はどこかで見たことがあると思えば、

昨日のアワダチソウのアレロパシーの話と似てるよね。
で、ベッチのアレロパシーについて調べてみたら、ヘアリーベッチのアレロパシーによる雑草抑制効果 Coastal Bioenvironment Vol.7 (2006) 9~14という論文が見つかった。
読んでみると、レタスの混植として、いくつかの緑肥と栽培してみたけど、ベッチがレタスの伸長に一番影響を与えたねという内容だった。
なるほど。
そうするとあの時の他の草が生えてこなかった件は納得がいく。

ベッチは越冬して、春の初めに一斉に繁茂する。
それ以外にもいろいろと有り難いことがあったけど、それはまた別の機会で
補足
そういや、ベッチは夏場に弱り、夏場になったら一気にメヒシバとエノコログサが繁茂したな。
あれはあれで有り難かった。





