緑肥のヘアリーベッチの底力で緑肥のヘアリーベッチを栽培中のレタスの近くで育てたら、レタスの生育が抑えられちゃったよという内容を記載した。
クローバにも同じような抑制効果があるらしく、マメ科の緑肥は混植では使えないなということになりつつある。
※クローバもマメ科
それは一旦置いといて、まだ土と化していない木質資材のところにいたクローバが面白いことになっていたことがあったので、今回はその話をしたいと思う。

未熟な木質資材のところで繁茂していたシロクローバ。
未熟な木質資材のところでは窒素飢餓が発生してしまうため、植物はまともに生育できないはずなのに、なぜかクローバは生い茂っている。
このクローバを抜いてみると、

おや?

根の周りが真っ白だ!
一方、近くにいたイネ科の草を引っこ抜いてみると


おや?
全然白くないぞ!

クローバの根の周りの白は、

菌糸が蔓延っていることによるもので、木質資材の周りを取り囲んでいる様に見える。
根の周りがこんなに白くなっていてこの作物は大丈夫なの?と心配になるかもしれないけれど、

見ての通り、シロクローバは元気なので、

この菌糸は分解が難しい木質資材を分解している菌なのだろう。
クローバには他の草よりも根で特化している特徴があり、おそらくその特徴により菌糸が木質資材を取り囲むという現象が発生している可能性がある。
その特徴というのは…
と言いたいところだけど、長くなるので次回にしたいと思う。
- 続く -





