カテゴリー : 光合成

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植物が利用しやすいシリカはどこにある?

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 前回の珪藻はガラスの殻に包まれるの記事で、 珪藻はどうやってケイ酸を取得しているのか?が気になった と記載した。 この疑問に少し応えてくれる記事が検索に引っかかったので 今回の記事ではその紹介。 地球上のケイ素の循環と生物の関わり - バイオミディア 2015年 第2号によると、 海洋性の珪藻に焦点を当て、 被殻の材料は水溶性のケイ酸(Si[OH]4)とされ、 水溶性のケイ酸は主に鉱物態シリカの風化作用によっ...

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珪藻はガラスの殻に包まれる

先日、顕微鏡で珪藻類の死骸を見る機会があった。 ※琵琶湖で採取した珪藻 写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 珪藻というのは不思議な生物で、 図:東海大学出版部 藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版 97ページより引用 自身の細胞の周りを包み込むように ガラス質で出来たケースを形成する。 ガラスで出来ている為、 誰にも食べられずに寿命をまっとうすると 内容物が溶け出し、ガラスの殻のみが残る。 ガラスという非...

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クロレラ肥料

By ja:User:NEON / User:NEON_ja - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link クロレラ - Wikipedia 健康食品としてのクロレラまでの記事で微細藻類の緑藻のクロレラを見てきた。 健康食品としてのクロレラは高タンパク(相対的に糖質が少なくなる)、微量要素をふんだんに含み、 更に消化を良くする為に細胞壁を破砕していることで、 逆に使い勝手の良い植物繊維の断片を豊富に含まれていると言える。 前の記事では触れなかったけれど...

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魚の養殖と鶏糞

健康食品としてのクロレラまでの記事で、 微細藻類の緑藻は人の社会にとって様々な可能性を秘めているらしい というような内容を記載してきた。 次は肥料といきたいところだけれども、 その前にもう少し微細藻類が注目されているところを記載しておきたい。 微細藻類は健康食品で注目を集めているけれども、 昨今の某ベンチャー企業によって燃料としての可能性もあるという認知が広まった。 そもそもの話で石油自体が微細藻類由来だという発見があった。 読み物:筑波大学|TSUKUBA FRON...

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健康食品としてのクロレラ

前回、緑藻のクロレラについて触れた。 緑藻のクロレラ クロレラといえば健康食品として有名で、 健康食品として販売されるためには、 当然その背景に培養技術の確立がある。 他にも大事なことがあるのだけれども、 その大事なことが 応用微細藻類学−食料からエネルギーまで− | 海事・水産・交通・気象の専門書籍出版社の成山堂書店 以前紹介したこの本に記載されていた。 藻類とは何だろう? 健康食品としてに限らず、 食品の栄養として大事なことになるけれども、 た...

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緑藻のクロレラ

藍藻類が塩類集積地に植物の環境をもたらすで 土壌藻を調べている時に、 藍藻以外にも緑藻のクロレラもいたというものを見かけた。 日本産ミドリゾウリムシ細胞内共生藻について Jpn. J. Protozool. Vol. 39, No. 2. (2006) By ja:User:NEON / User:NEON_ja - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link クロレラ - Wikipedia クロレラといえば、 健康食品でよく見聞きするだろう。 ...

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岩肌に綺麗な黄色の地衣類たち

岩肌に黄色い群衆が目立つのでマジマジと見てみた。 黄色の地衣類の菌だ。 自信はないけれども、黄色の地衣類はロウソクゴケと呼ぶ。 ロウソクゴケから黄色いキャンドルを作ったのが名前の由来らしい。 地衣類というのは、菌とシアノバクテリア(または緑藻)が共生している生物群である。 地衣類という菌たちの巧みな生き方 最近、藻について見ていると、 藻には緑色の他に褐色藻類や黄色藻類があるので、 ロウソクゴケは地衣類の定義と異なり黄色藻類と共生しているのだろうか? こ...

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石と恐竜から学んだ沢山の知見

昨年末に 星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人 星屑から生まれた世界という良書と出会った。 石の観点から生物誕生を見るという切り口で、 今でいうところの微量要素の理解が一気に進んだ。 今年の春、息子が保育園で恐竜を知った。 保育園にある恐竜や地球の本に夢中になり、 同じクラスの子らと毎日恐竜の本を読んだらしい。 この機会に合わせて、 子供用の恐竜図鑑と恐竜に関する学術書を購入して、 家でも一緒に恐竜の本を読むことにした。 今ま...

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藍藻類が塩類集積地に植物の環境をもたらす

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 前回、 藍藻類(シアノバクテリア)のユレモは粘液物質を分泌して滑走運動を行う という内容を記載した。 藍藻類のユレモはゆらゆらと動く なぜ唐突にユレモの滑走運動の紹介を行ったか?というと、 ある読み物を紹介したかったからだ。 その読み物というものが、 土壌圏の創生とラン藻 化学と生物 Vol. 42, No. 3, 2004で 毎年600万ヘクタールのペースで増え続けている耕作不可能地問題をなんとかすべく、 藍藻の...

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藍藻類のユレモはゆらゆらと動く

写真:ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録より引用 ユレモという藻がいる。 ユレモというのは藍藻類の微生物で、 藻ではあるがシアノバクテリアというバクテリア(細菌:原核生物)に分類されている。 地衣類という菌たちの巧みな生き方 窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たち このユレモというのが、 名前の由来にもなるらしいけれども、 顕微鏡で見るとゆらゆらと動くらしい。 この動くに対して 東海大学出版部から出版されている藻類30億年の自然史 藻類から見る生物進化・地...

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沈水植物が獲得した形質

前回の生活の身近にいる水草の記事で、 イネという抽水植物の水草が水田で生育するために獲得した機能が、 ROLバリアで根の先端に酸素を運ぶ形質だということを記載した。 イネの抽水植物以外に水草は他にも3種類あると定義されていて、 水草とは何だろう? 植物が完全に水中で生育している沈水植物では、 根でROLバリアが発達していようが、 そもそも葉が水の外にいるわけではないので意味がない。 沈水植物が水中で生息する上で課題だったことが何であったのか? というと、 ...

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生活の身近にいる水草

水草とは何だろう? 前回、水草について触れた。 水草とは進化の過程において陸上への進出に成功した植物たちが、 再び水の中に入れる為の機能を獲得して水辺で生育できるようになった植物群 と記載した。 水辺で生育とはどういうことだろう?と 異端の植物「水草」を科学する|書籍案内|ベレ出版から抜粋してみる(59〜63ページ)と、 ・抽水植物:水上に茎や葉が突き出しているもの ・浮葉植物:葉を水面に浮かべているもの ・沈水植物:葉や茎がすべて水中にあるもの ・浮遊植...

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水草とは何だろう?

藻類とは何だろう?の記事の最後の方で、 醒ヶ井の梅花藻 バイカモや 同じ高さからたくさん出てる 水槽でよく飼育される水草とは何だろう? という疑問を記載した。 植物名にはなんちゃら藻と記載されるけれども、 これは一般にいう藻類とは違う気がすると。 藻類の定義を改めて確認すると、 藻類とは酸素を発生するタイプの光合成を行う生物のうち、陸上植物以外の生物の総称である。 藻類 - Wikipedia この疑問を解消すべく、 一冊の本を購入...

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藻類の光合成産物が深いところへと沈降する

藻類とは何だろう?の続きで、 今回は海での藻類の光合成について触れてみる。 前回、海の表層にいる微細藻類の行う光合成、 つまりは二酸化炭素の消費と有機物の生産量は、 陸上の植物らに匹敵する程の量だと推定されている。 藻類は海における食物連鎖の根本にあるため、 海の様々な生物の餌になる。 陸上の食物連鎖と異なる点として、 食物連鎖時に発生する各種有機物は二酸化炭素として大気に戻るものが一部、 海底へと沈降していくものも無視できない量あると推定さ...

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藻類とは何だろう?

最近、コケ、シダや藻を見ている理由として、 地球全体の二酸化炭素の収支を理解する上で光合成を把握する必要があると感じたところが非常に大きい。 大気中の温室効果ガスを減らしたい 透き通るような緑のコケの葉 シダ植物を求め、川の上流へ 光合成の明反応 他にも大きな理由があるけれども、 その内容は後日にして、今は触れないでおく。 先日、 塩類集積を起こしているハウスの中で、 陸上で生きる藻である土壌藻に触れた。 土壌藻に目を向けて 水を頻繁に与え...

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土壌藻に目を向けて

とあるハウスの塩類集積で生育にムラがある土壌にて、 土表面にコケが生えたと表現される状態になっている個所があった。 塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ 私の最近のコケの理解の取組から、 栽培で慣習的に使われる「コケが生えた」のコケは、 生物学的に言われるコケ植物ではなく、 土壌藻と呼ばれる光合成の出来る土壌微生物であるはず。 コケとは何だろう? 藻類 - Wikipedia 肉眼では見えないぐらい小さいものでも、 デジカメのレンズを介せば見れるわけで、 冒頭の...

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大小様々なシダ植物を見て、太古の環境に思いを馳せる

シダ植物を求め、川の上流への記事で シダ植物の根元はどうなっているのか?を調べた。 シダはリグニン質のような塊の先端から葉を伸ばし、 ある程度葉柄にリグニンを溜め込んだら枯れ葉を落とし、 中心部の褐色の塊の体積を増やしているのだろう。 前回の記事の最後にシダ植物の茎の話題に触れたけれども、 実際に茎を見ていないので一旦保留とする。 シダ植物の理解を進めたことで、 今まで訪れた場所の内容の理解を進めることが出来る。 どの個所のものかと言えば、 三...

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池の縁に落ち葉が積もる

最近、湿地に目が行く。 上の写真の湿地は落ち葉が堆積してできた湿地だ。 イネ科の草と アブラナ科のタネツケバナの仲間だろうか? 背丈が低い草が繁茂していた。 二番目の写真の個所は、 つい最近までは落ち葉が堆積していないで、 写真に写っている草が根付くことができなかった個所だろう。 流れの少ない池は、 いずれは上流からの土砂、 周辺の木々の落ち葉、 堆積した個所で発芽することができた植物たちによって、 光合成産物が堆積していずれは埋まる。 堆積...

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オーキシンと落葉性

昨日の紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還るに引き続き、 落葉の話を続けることにする。 某SNSで知人が落葉にはオーキシンが関与しているという投稿をしていたので私の方でも調べてみた。 Wikipediaでわかりやすい文章があったので抜粋してみると、 /************************************************/ 落葉は葉柄と茎との間に離層と呼ばれる境が形成されることで始まる。この層は、葉が盛んに生長する時期に既に作られており、互いに離れ...

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紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還る

今年は紅葉や落葉が例年よりも早かったように感じる。 落葉といえば気になるのが落ち葉の分解になるだろう。 落ち葉が土に還る速さはおそらく果樹の生産性に関わっているはず。 ミカンの木の落ち葉がなかなか土へと還らない この内容を踏まえた上で、 落ち葉には紅葉と黄葉があるけれども、 落ち葉の色によって土への還り方に違いがあるのか?が気になった。 というわけで今までの情報を一旦挙げてみる。 落葉前は緑の色素が分解されて、今まで目立たなかった色素が目立ち始める。 それが黄色の色...

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