カテゴリー : 光合成

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藻類の光合成産物が深いところへと沈降する

藻類とは何だろう?の続きで、 今回は海での藻類の光合成について触れてみる。 前回、海の表層にいる微細藻類の行う光合成、 つまりは二酸化炭素の消費と有機物の生産量は、 陸上の植物らに匹敵する程の量だと推定されている。 藻類は海における食物連鎖の根本にあるため、 海の様々な生物の餌になる。 陸上の食物連鎖と異なる点として、 食物連鎖時に発生する各種有機物は二酸化炭素として大気に戻るものが一部、 海底へと沈降していくものも無視できない量あると推定さ...

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藻類とは何だろう?

最近、コケ、シダや藻を見ている理由として、 地球全体の二酸化炭素の収支を理解する上で光合成を把握する必要があると感じたところが非常に大きい。 大気中の温室効果ガスを減らしたい 透き通るような緑のコケの葉 シダ植物を求め、川の上流へ 光合成の明反応 他にも大きな理由があるけれども、 その内容は後日にして、今は触れないでおく。 先日、 塩類集積を起こしているハウスの中で、 陸上で生きる藻である気生藻に触れた。 気生藻に目を向けて 水を頻繁に与え...

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気生藻に目を向けて

とあるハウスの塩類集積で生育にムラがある土壌にて、 土表面にコケが生えたと表現される状態になっている個所があった。 塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ 私の最近のコケの理解の取組から、 栽培で慣習的に使われる「コケが生えた」のコケは、 生物学的に言われるコケ植物ではなく、 気生藻と呼ばれる光合成の出来る土壌微生物であるはず。 コケとは何だろう? 藻類 - Wikipedia 肉眼では見えないぐらい小さいものでも、 デジカメのレンズを介せば見れるわけで、 冒頭の...

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大小様々なシダ植物を見て、太古の環境に思いを馳せる

シダ植物を求め、川の上流への記事で シダ植物の根元はどうなっているのか?を調べた。 シダはリグニン質のような塊の先端から葉を伸ばし、 ある程度葉柄にリグニンを溜め込んだら枯れ葉を落とし、 中心部の褐色の塊の体積を増やしているのだろう。 前回の記事の最後にシダ植物の茎の話題に触れたけれども、 実際に茎を見ていないので一旦保留とする。 シダ植物の理解を進めたことで、 今まで訪れた場所の内容の理解を進めることが出来る。 どの個所のものかと言えば、 三...

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池の縁に落ち葉が積もる

最近、湿地に目が行く。 上の写真の湿地は落ち葉が堆積してできた湿地だ。 イネ科の草と アブラナ科のタネツケバナの仲間だろうか? 背丈が低い草が繁茂していた。 二番目の写真の個所は、 つい最近までは落ち葉が堆積していないで、 写真に写っている草が根付くことができなかった個所だろう。 流れの少ない池は、 いずれは上流からの土砂、 周辺の木々の落ち葉、 堆積した個所で発芽することができた植物たちによって、 光合成産物が堆積していずれは埋まる。 堆積...

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オーキシンと落葉性

昨日の紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還るに引き続き、 落葉の話を続けることにする。 某SNSで知人が落葉にはオーキシンが関与しているという投稿をしていたので私の方でも調べてみた。 Wikipediaでわかりやすい文章があったので抜粋してみると、 /************************************************/ 落葉は葉柄と茎との間に離層と呼ばれる境が形成されることで始まる。この層は、葉が盛んに生長する時期に既に作られており、互いに離れ...

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紅葉と黄葉の落葉がいずれは土に還る

今年は紅葉や落葉が例年よりも早かったように感じる。 落葉といえば気になるのが落ち葉の分解になるだろう。 落ち葉が土に還る速さはおそらく果樹の生産性に関わっているはず。 ミカンの木の落ち葉がなかなか土へと還らない この内容を踏まえた上で、 落ち葉には紅葉と黄葉があるけれども、 落ち葉の色によって土への還り方に違いがあるのか?が気になった。 というわけで今までの情報を一旦挙げてみる。 落葉前は緑の色素が分解されて、今まで目立たなかった色素が目立ち始める。 それが黄色の色...

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落ち葉に包まれたハギ

今年は紅葉になるのがはやく、 落ち葉も比較的はやい時期にたくさんあるように感じる。 そんな中、 道端の草の根元が落ち葉に囲まれて、 葉の緑色がとても目立つように見える。 写真に写っているハギの仲間の草だけれども、 今まさに成長中で、 落ち葉の下から新しい葉が展開してきている。 落ち葉の下はとても暗いけれども、 その下にある葉はストレスを感じているようには見えず、 さぁ、これから展開してやろうか! という気迫すら感じる。 ...

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植林・植樹の前に

ヤマケイ新書 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち | 山と溪谷社 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち ちょくちょく話題に挙がっている上の本で、 森の植林(植樹)についての話題があった。 ハゲ山になったところに対して、 いきなり木を植えると定着しにくいけれども、 木の周りにシダや低木が充実していると、 広葉樹林とかの木が健全に生育しやすいとか。 ※文中で記載されている内容は少し異なるけれども、私は上記...

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山の鉄が川を経て海へ

飛騨小坂の三ツ滝 昨年、飛騨小坂の巌立峡を訪れた時に、 案内所に居た方から この川の水にはマグネシウム、カルシウムと腐植酸にキレートされた二価鉄が多い という話を伺い、 これらの養分が川から海へと流れ、 海の生き物たちの養分として利用される という話も伺った。 先日、ブログの読者と話をしていて、 ちょうどこの話題が挙がったので触れてみることにする。 最初に腐植酸について触れてみよう。 フリー写真素材ぱくたそ 山の森などの木が朽ちた後に...

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葉がとても紅いヤブガラシ

ざっそう|福音館書店 ざっそうという絵本がある。 これは道端の草に視点を当てた本で、 身近で見られる様々な草が登場する。 この本にはヤブガラシという草が登場する。 ヤブガラシといえば、 栽培環境は草達が教えてくれる よくわからないけれども、 栽培者にとって良い土になると自然と消える草で、 環境指標植物として扱っている。 話は戻って 絵本の中でヤブガラシが登場すると、 「これはヤブガラシじゃない」という意見が挙がる。 絵本の中では、 ...

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温室効果ガスのメタンは水田から発生する

随分前から騒がれている地球温暖化 温暖化の原因は大気中の二酸化炭素の濃度が上がることで、 本来地球から放射されるはずであった熱が逃げずに残る というのが定説のざっくりとした概要となる。 二酸化炭素の上昇は、 地中に埋没された炭素を石油、石炭といった形で掘り出し、 燃料として使用した際に発生する副産物である。 大気中の温室効果ガスを減らしたい 温暖化に影響を与えるものは二酸化炭素だけではない。 有名なものにメタンがある。 そのままでも発火しても温室効果ガスの...

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窒素欠乏下で奮闘する光合成細菌たち

栽培している者であれば一度は見聞きしたことがあるものに光合成細菌の話題があるだろう。 光合成は植物だけのものではなく、 細菌の中には太陽からの光を活用出来るものがたくさんいる。 By ja:User:NEON / User:NEON_ja - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Link その内の一つが光合成細菌であって、 シアノバクテリア(藍藻)と呼ばれているものいる。 光合成細菌 - WIkipedia 藍藻 - Wikipedia シ...

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二酸化炭素濃縮後の有機酸は光合成以外でも使用されるか?

前回のC4型光合成の二酸化炭素濃縮では、 C4植物では二酸化炭素をリンゴ酸にするというCO2を濃縮して以後の光合成に利用するために蓄える という内容を記述した。 光合成の内容の一部としてリンゴ酸という名前を挙げたけれども、 リンゴ酸といえば、コムギで土壌中にアルミニウムがある場合に根から分泌させるという内容があった。 酸性土壌で生きる植物たち リンゴ酸がアルミニウムをキレートして、 アルミニウムの根に対する毒性をなくすというものだ。 コムギはC3植物なので、 二酸化...

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C4型光合成の二酸化炭素濃縮

前回の光合成速度の高い植物はどこにいる?の記事で、 C4型光合成回路(以下、C4回路と略す)を持つ植物らの光合成量が抜群に高い という内容を記載した。 先日からの光合成による大気中のCO2を固定する量を増やしたいという流れにおいてC4回路は外せないので、 今回の記事で改めてみることにした。 以前、夏に活躍!C4回路の植物たちという記事で、 C4植物はC3植物が行うような光合成を行いつつ、 吸収した二酸化炭素の一部を有機酸の形にして貯蔵する という内容を記載した。 ...

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光合成速度の高い植物はどこにいる?

光合成の明反応-前編 先日の記事で 植物の成長を知るには光合成を知るべき ということ 光合成という生化学反応での各物質の動きを調べた。 これらの動きを調べている時に 植物によって葉の面積あたりの光合成量が違う という内容を見かけた。 というわけで今回は上記の内容を絡めた上で、 日頃からなんとなく思っていることを書いてみたい。 光合成のエネルギー変換と物質変換 - 株式会社 化学同人 光合成の詳細を知るための取っ掛かりとして、 2010年...

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二価鉄を求めて-前編

重要だけど扱いにくいものでもある二価鉄 前回までの記事までで、 植物の光合成では多量な二価鉄を必要としていて、 植物は二価鉄を得る為に光合成産物の一部を使用して調達する ということを記載した。 二価鉄は過剰症になりやすい ということも記載した。 二価鉄と言えば思い出すのが、 岐阜県の飛騨小坂にある巌立峡(がんだてきょう)だろう。 飛騨小坂の巌立峡 巌立峡とは火山の噴火により形成された溶岩流が川の風化作用によって削られてできた渓谷で、 現在も溶岩流...

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重要だけど扱いにくいものでもある二価鉄

光合成の明反応-後編までの記事で 植物は太陽光を受光することで光合成を行うわけだけれども、 その光合成という反応において最も注目されているのが電子の移動であって、 その電子の移動には多くの鉄(特に二価鉄)が必要とされることがわかった。 ※実際には鉄を含むタンパク質 鉄はFe2+とFe3+の状態をとり、 二価鉄は前者のFe2+の方を指す。 プラスが一つ少ない、つまりは電子e-が一つ多い。 鉄は電子を受け取りやすく離しやすいという特徴があるため、 鉄は電子の運搬に関わる。 ...

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光合成の明反応-後編

光合成の明反応-前編 前回、光合成の明反応の詳細を見て、 水から電子を取り出して、その電子の動きを見つつ、 各所で動いている物質のことを見た。 とはいっても、 すべてを見たわけではないので、 今回は残りを見ていく。 はじめに図の中央にあるシトクロムb6fを見ると、 この個所はシトクロムがたくさんある場所で、 シトクロムというのは、 酸化還元機能を持つヘム鉄を含有するヘムタンパク質である。 シトクロム - Wikipedia ヘムは By NE...

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光合成の明反応-前編

先日の畑作を続けることは難しいという記事の前編と後編で、 畑作を続けることで起こりうる秀品率の低下を光合成の生産量の低下と免疫の低下の2つの要素に分け、 後者の免疫(防御も含む)の方を触れた。 免疫や防御は芳香族のアミノ酸が重要な要素になっていて、 芳香族のアミノ酸を活用する為にいくつかの金属酵素を挙げた。 この時挙げた金属酵素は、 あまりに微量なため、施肥時に気にすることはないけれども、 土壌にある量は地質に大きく依存しているため、 場所によってはやくになくなるのでは?...

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