年々夏の暑さが厳しくなり、この先どうなってしまうのだろう?という不安が日に日に強くなっていく。


不安というのが、日本の主食である稲作のことで、猛暑による悪影響が少しずつ出始めている感がある。


そんな中で、


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中干し無しの田を見ていて思うこと


中干しをしている田を見かけて、猛暑中に中干しなんて大丈夫か?と思ったりもするけれども、もし全ての田が今の時期に中干しをしなかったら水は足りるのだろうか?と思ったりもする。

これからの稲作は如何に土の保水性を向上するかになるはず


そんなことを思いながら、ふと目に付いたのが、


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ここで、写真の右側には壁があり、あまり土がないところにも関わらず、


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アカメガシワという木が繁茂していた。


土が少なく、おそらく水も少ないであろうこの環境で、萎れることなく、綺麗に繁茂しているなと。


アカメガシワは落葉樹で、アカメガシワに含まれるポリフェノールの記事でも記載したが、葉にはポリフェノールが豊富に含まれていて、葉を腐熟したらきっと良い腐葉土になるのだろうと思っている。

粘土鉱物は植物性の有機物と結合する事でコロイド化し難くなるのか?


腐葉土はそれ自体が炭素化合物で、土と混ざったら二酸化炭素の埋没に繋がり、周辺の草木の成長を促し、それらの光合成の質も高まり、単位面積辺りの二酸化炭素の吸収量も高まる(はず)。


小さな積み重ねになるかもしれないけれども、アカメガシワが昨今の温暖化を緩和してくれるのだろうなと。




アカメガシワは猛暑が叫ばれるようになる前の過ごしやすい夏の頃も、今のような感じで繁茂していたのかな?


それとも、猛暑になって他の草木の元気がなくなったから目立つようになったのかな?